介護4 肝硬変の母を在宅で介護する 《入院編》

連れて帰ると言ったものの

今日に限って、みんな留守

歩けなくなっているのにどうしよう…

 

いつも仕事でお世話になってる

介護タクシーさん

すぐに迎えに来てくれた

玄関の上がり框を

ふたりで車椅子ごとかかえて

無事にベッドへ

 

お帰りなさい

 

家に帰って一番にしたこと

パット2枚と紙おむつを外して、洗浄した

紙パンツに交換して、着替えさせた

 

叫ぶことなく、すやすや眠った

夜も朝まで、ぐっすり眠った

紙パンツは汚れることなく

きちんとトイレ排泄できた

 

家に連れて帰ろう

心に決めた

 

帰宅した父とじっくり話した

今日のこと

今までのこと…     ふたりで涙した

 

87歳の父に無理をさせることになる

一人っ子だから、他には頼れない

覚悟を決めた

心に決めた

 

家に連れて帰る

 

介護4 肝硬変の母を在宅で介護する 《入院編》

それからしばらくて

話ができるようになった

でも何か違う…

目つき、言葉、態度

なんだかがらが悪くなってる~👀

 

決して上品ではなかったけど

超反抗的

そして時々  眠りこけている

 

ある土曜日

病院から電話がかかってくる

なんだかむこうが騒がしい!

 

『今日は早めに来てもらえませんか?』

電話の向こうで騒いでるのは

まさかのお母様~

 

急いで病院に駆けつける

 

車イスにベルトで縛られて

おむつ交換の看護師さんの行列に参加中

 

『どうしたと?』声をかける

『もういいですかね!』怖い顔で看護師さん

『はい』何がなんだかわからないんだけど…

とっても迷惑かけたんだろう…

 

とりあえず

落ち着かせるために外に出る

『寒いが~‼️』めっちゃ不機嫌

えー?マジ~?飛んできたんだけど~

仕方がないから

病棟に戻る

叫び出す…

 

ちょっと前から気になってることがあった

点滴終わってるのに、お茶が減らない

2リットルのペットボトル

2週間無くならない

何度も言おうと思ったけれど

おむつの件でぶちギレたから…

言えないと、飲ませてくれないのか~

 

どうにもならない母と過ごして

涙が止まらなかった💧

たまたま来てしまった看護師さんに

 

やっぱりわたしはぶちギレた💢

 

脱水で入院してるのに

本人ほ自分で飲めないのに

思いが込み上げて、涙が止まらない💧

 感情的になってすみませんが

心配なだけなんですよ…

 

『今日、家に連れて帰ります。』

あわてふためく看護師さん

先生に連絡とってくれて

許可が出る

もちろん外泊です

 

みんなに厄介者扱いされている母が

かわいそうだった…

 

さあ、どうやって連れて帰ろう…。

ちょっと暴走してしまった感も

あったけど

 

わたしは居宅のケアマネさん

 

介護4 肝硬変の母を在宅で介護する 《入院編》

1日何度も病院に足を運んだ

もう何日も意識混濁してる

24時間点滴入ってる

いつ目覚めるんだろうか…

 

時々看護師さんが様子を見に来てくれる

『どうしたんでしょうね~』

としか言わない

 

『脳の検査は異常ないそうですよ』

『そうですか~』と、わたし…

 

そんな繰り返しに疲れた頃だったかな

 

少し反応が出てきた母が、ベットの柵にぶら下がったように横向きになっていた

❓❓❓

お布団をはぐってみると、すごく臭いがした。

おむつを見てみると、一番外側のおむつまでびっしょりだった。ズボンにてを当てると湿っていた。

大きいパット、さらに大きいパット、そしておむつ外してみると重かった。

 

完全看護の病院だから

いつもおむつ交換の時は外に出されていた

 

気持ち悪くて、力を振り絞り

柵にぶらさがって

おしりを浮かしていたんだな…

 

当然、わたしはぶちギレた  💢

 

『決まりどうりに取り換えてますから』

一日中点滴してるのだから

途中で換えてもらうようにお願いした

ほんとにしてもらったかは、わからない

 

何も言えなければ相手の都合で業務が進んでいく

今までは言えてたから、感謝感謝で退院の日を迎えていた  大好きな病院だった

 

一日中『あーあー、うーうー』

声が出るようになってきた

こちらが言ってることには

頷くようにもなってきた

 

『入院前も、こんな感じでした?』

『いいえ、普通に会話してました』

 

年相応の物忘れはあったけど

認知症ではなかった   と思う

 

原因はなんだろう?

そして… 入院

2日後の朝、母がおかしい

 

目がうつろ  立ち上がれない  返事をしない

脱水か…

昨日から水分ガブガブ飲ませてたのに

行くしかない  ○立病院

 

今日は主治医の先生に診てもらう

何よりも安心  

 

病院に着いて血液抜いてる途中

からだか傾いた

意識混濁

目も開けない

 

とりあえず血液検査したけど、異常値はない

『おとといも同じだったよね。今日は脱水でもないんだけどね…。入院する?困るよね~。』

 

困るとかのレベルじゃない

意識ないんだから〰️も〰️‼️

 

はじまり 入院までの経緯 その④

病院に着いて、検査が始まった

心配性の父は落ち着かない

しっかりしなければ…

 

血液検査  MRI  … 

検査の間は廊下で長い時間を過ごす

 

先生のお話し

今日は主治医不在で、別の先生の診断となり

『脳には異常がありません。おそらく脱水だと思うので、点滴をしています。少しずつ意識回復してきましたよ。』

ほっとひと安心

父も笑顔になる💕

 

点滴が終わる頃には、話ができるようになった

夜は自宅でお風呂も入る♨️

 

何か違うと思って、受診するときって

いつも悩みませんか?

何でもなかったら

大騒ぎしすぎって

思われるんじゃないだろうか…

先生忙しいのに、あきれてないかな…

でも、このままじゃしんばーい💧

 

病院 けっこう敷居が高い

小心者の私には…。

はじまり 入院までの経緯 その⓷

その日は突然やってきた

 

朝からどうも身体の動きが悪かったな

 

仕事が休めなかったので

短時間のデイケアは休まないことにした

いつもは問題なく乗り込める送迎車

乗る時に手間取った…

 

昼休みに気になって帰宅したところ

声かけにも反応しなくなっていた

 

脳梗塞を疑って、いつもの◯立病院に電話した

 

午前中で受付終わっているはずなのに

すぐに連れてきてください

 

だから大好きな病院だった…

 

ちょっと寄り道 わたしのこと

どうしてブログを始めたか…

 

母の介護の記録を残したかったから

 

肝硬変の進行の記録を残したかったから

 

同じ境遇の方々と情報の共有をしたかったから

 

行き詰まったときに誰かに救って欲しかったから

 

ケアマネさんとして、専門的な情報を発信したかったから

 

どうぞ宜しくお願いします❤️

 

 

 

ちょっと寄り道 家族のこと

父87歳 母85歳 旦那さんは50歳

長男22歳 長女20歳 二男14歳

そしてわたしは51歳、7人家族

 

外から見れば、とっても幸せそうに見えますが

そりゃ~いろいろありまして…

 

まぁこのへんでおしまいにして

あとはちょいちょいはさんでまいります

 

そしてお気づきかと思いますが

 

私は居宅のケアマネさん❣️

はじまり 入院までの経緯 その②

大腿骨骨折  脳梗塞  脳出血  腰椎圧迫骨折

いつも元どおりに復活した

 

がんばりやさんだからかな…

 

設備の整った○立病院

リハビリの先生とも顔見知りで

長い入院生活と辛いリハビリも乗り越えて

主治医の先生にも

絶大な信頼を寄せていたのに…

 

何てこった  💢💢💢

 

はじまり 入院までの経緯 その①

C型肝炎から肝硬変

私が受診に付き添うようになる頃には

すでに肝硬変と言われていたけど

 

肝臓の数値は悪くないと言われ続け

特に治療もせずに過ごしてきたんだった

 

食道動脈瘤の手術をしたころから

病気を意識するようになってきたんだったかな

 

母は85才のがんばりやさん